腸内環境と咀嚼(噛むこと)

2015/10/20


食べ方が、腸内環境を左右します。

腸内環境を整えるためには、消化器の働きをすべて使う必要があります。

そして、小腸が栄養を吸収するためには、何よりもよく噛むことが必要となるのです。

腸内の働きが悪い人、汚れている人の生活習慣として見られるのが、
噛む回数の少ないことですね。

よく噛むということは、食べ物の細胞をすりつぶし、唾液とよく混ぜることです。

唾液は、最初の消化液なので、他の消化液が馴染むためにも、
唾液とよく混ぜる必要があります。

ご飯を食べていると、甘く感じますよね。

あれは、消化酵素により、炭水化物がデンプンからブドウ糖になったからなのです。

他にも、腸内を汚すと云われている油脂類は、良く噛むことでリパーゼと混ざり、
胃への負担を和らげます。

また、十二指腸から出る胆汁とも混ざり乳化するので、
小腸で消化液と混ざりやすくなるのです。


消化をすれば吸収もしやすくなり、大切な栄養素として体の一部になってくれます。

でも、消化が不十分なら、小腸を汚し腸内環境を悪くしてしまいます。


そうやって考えていくと、よく噛むことがどれだけ腸内環境に
影響を与えているのか想像がつくでしょう。


私達は、口が消化器であることを忘れがちですが、口は大切な消化器です。

良く噛んで唾液と混ぜて、腸内環境に影響を与えないようにしましょうね。



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