ニュースレターの答え(2021年6月)

2021/06/10

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ニュースレターのクイズの答えと解説です。

塩の大切さについて考えるクイズ


1.人が美味しいと思う塩分濃度は体液に近く、関東と関西で多少の違いはあるものの、だいたい9%ほどである。

答え ○
解説 人の体と同じくらいの塩分濃度にすると、美味しいと感じます。
ただ、汗をかきやすい人やストレスのかかっている人は、塩気の強い物を好む傾向にあります。
また、塩分だけでなく、全体的なミネラルのバランスも体内のバランスと近いほど体に優しく美味しいと感じます。



2.自分の体質は望診で見ることはできますが、塩のとりすぎかどうかは分からないので、望診に加え周りと味覚を比較した上で、塩を控えたり、カリウムを多く含む果物を食べて、塩が害にならないような食生活をする。

答え ✕
解説 大切なのは、塩分を控えるのではなく、塩分を摂ったら、余分なものは体外に出るように工夫をすることです。
特に塩はミネラルを含んだ海水塩にすることで、食事からは摂れないミネラルを補う役割を果たしています。
塩を控えてしまうと、これらのミネラルが摂れないだけでなく、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れてしまいます。
ちなみに、私が子供の頃に減塩をしていた時に現れた症状は、全身の倦怠感、冷え性、肌荒れ、内向的な性格、ろれつが回らない、風邪を引きやすい、低血圧、貧血など、様々な症状がありました。
正しい食事に加え塩に変えて減塩をやめた結果、体力が付いて健康になりました。



3.塩のとりすぎは高血圧になるので、ちゃんとお医者様の言うことを効いて、病気になる前から減塩を心がける。

答え ✕
解説 あなたが健康で、なおかつよく働き、よく動くのなら、減塩をする必要はありません。
塩分が気になるなら、お肉やインスタント食品、外食を控え、野菜や海藻を多く摂るようにしてください。
また、水を飲むことや運動をすることで、血圧は正常になります。
もし、お医者様に高血圧を指摘されたなら、お医者様の言うことを聞き、体内の塩分を排出するために、水を飲み生野菜を多めに食べましょう。



4.人の体には、体液のpHやミネラルバランスが一体に保たれる為の機能が備わっている。
そのために、塩分を多く摂っても、体内の塩分濃度は簡単に変わるものではない。

答え ○
解説 私達の体は、生きていくために最適なpHやミネラルバランスになるようにできています。
それは、体液を弱アルカリ性にしようとアルカリ水を飲んでも、胃液のpHが一瞬狂うだけで、すぐに元に戻ることと同じ作用です。
ちなみに、ミネラルバランスが乱れた場合、むくみや高血圧などの症状がでますが、この症状は塩分が多いとは限りません。
他のミネラルバランスが崩れて起こるということも考えられるのです。
例えばむくみなら、ナトリウムとカリウム、カルシウムとマグネシウムのバランスが崩れるだけで水分の代謝が狂いますので、一概にナトリウムが多いとは言えないのです。
健康な人は、これらの症状がでないように調節をする機能が正常に働いています。
逆に正常に働いていないのであれば、ホルモンの機能が低下しているかもしれません。
酵素に加え補酵素であるビタミンやミネラルをちゃんと摂れているか、食生活の確認をしてくださいね。



5.夏は汗をかくので塩を摂らなくてはいけないが、冬は汗をかかないので塩はほとんどいらない。

答え ✕
解説 寝ている時でも、コップ2杯分の汗をかくと聞いたことはありまんか? 皮膚呼吸と一緒に水分やミネラルなどは、体外に出ています。 また、ナトリウムの働きは血液を上げることだけではなく、他にも生命に必要な働きをしています。 大切なのは、塩をやめることではなく、どんな塩を選んで調理をするのかということです。